アルツハイマーもPDも糖質制限!

糖尿病と同じように

 さて…… 多くの病気には『炎』が付きます。炎症が起きている、ということを意味します。炎症について詳しく説明していくと難しくなりすぎますので、体を守るための防衛反応、とシンプルにお考えください。蚊に刺されると赤くなって水疱ができて痒くなります。

 赤くなるのが炎症、痒くなるのはアレルギー反応、さらに進んで膿が出たり、体の他の部分が反応する免疫応答、と進んでいきます。進行のスピードは原因や場所によって違います。【うつ】【認知症】【パーキンソン病】も、実は炎症から始まるのです。炎症には強い自覚症状のないタイプがあります。

 自覚症状がほとんどないのが恐ろしい慢性炎症です。体の内部のどこかで、静かにくすぶっているのです。図のようにくすぶり型の【慢性炎症】があらゆる病気や老化現象の原因を作ります。それでは、その炎症の原因は何なのでしょうか……?

 意外な落とし穴:食後高血糖、PD悪化の原因です。お気をつけ下さい。炭水化物、糖質を控えることが実はとても大切なんです。空腹時血糖90〜100、食後(食べ始めてから75分)血糖140までで頑張ってみてください。ココイチは多分、角砂糖30個分くらいの糖質があります。


 アルツハイマーによくない食品:①グルテンを含む食品 ②グルテンを含むことが多い食品。

 慢性炎症の原因を避ける。たとえば、トランス脂肪酸や『糖』、グルテンや乳製品。カビに絶え間なく晒されたとき。そして、砂糖。食後高血糖(140以上)が続くことで、体がインスリンが効きにくい体質に変わるとき(インスリン抵抗性が高まる、とも言います)。【続く】

コロナワクチンの副反応

もしもの時に

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 ワクチンの副反応には色々なパターンがありますね。基本は、やはり【炎症】でしょう。ネットでチェックしていますと ①血管炎 ②神経炎 ③筋炎(心筋炎) ④関節炎 などが多いようです。①や③が起きると血栓症が心配です。最悪の場合、脳梗塞心筋梗塞、肺梗塞、腎梗塞などで亡くなる可能性もありそうです。ただし、因果関係を立証する、ということはほぼ不可能ですし、最初から『自己責任』で接種をお願いしたことになっていますから補償を求めることはできません。 

ワクチン、どうする?

打つべきか、見送るべきか

 テレビ報道やネット、特にSNSの投稿などを見る限り、意見は大きく分かれているようです。早く打ちたい人、副反応が心配で迷っている人、そして絶対に打ちたくないという人まで色々です。

 問題は、正しい判断をするための情報が不足している点にあります。【新型コロナ】そのものについても実態があいまいで、決定的な存在証明、コロナとは何なのか? という基本的な点についてもよくわかっていません。誰もが憶測に基づいた判断をしています。

 というわけで、ワクチンも色々なタイプがあるようで治験をしている最中なのです。緊急事態、ということで特別に人体に接種することが認められているわけです。ですから、自己責任での接種なので、何かあっても国はめんどうを見てくれません。

 どうしても打ちたい方はどうぞ。誰も止める権利はありません。打ちたくないと思っている人に強制することも間違いだと思います。

 あいだをとって、今のところ冷静に様子を見る、ということで良いのではないかと個人的には考えています。

はじめに

分かりにくい医療情報

 とにかく医療の話題は専門用語が多くて分かりにくいものです。ここでは、可能な限りシンプルに、話題になっているトピックスやなぞの多い病気について説明したいと思います。

注目される“くすぶり”炎症

体内のどこかでくすぶる慢性炎症

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どんな症状?

 例えば、原因のはっきりしない足のむくみ。お酒もほとんど飲まないし、血糖値が高いわけでもない。腎機能も肝機能も正常。で、血液検査の結果をこまかくみていくとCRPという項目がやや上昇しています。体のどこかで炎症が起きていたり、体を作っている細胞が傷ついたりこわされたりした時に血中に増加してくるタンパク質です。C反応性タンパクなどとも言われます。肝臓でつくられます。ということは、同じように肝臓で作られる他の大切なタンパク質が減ってしまうのでは? と心配になりませんか? そうなんです。アルブミン、って聞いたことありますよね。血中のアルブミンが減ってしまうと体のあちこちに水が溜まりやすくなるんです。足のむくみは分かりやすいのですぐに気づきます。

 こんな時に、安易にむくみを取るために利尿剤が処方されることがよくあります。それでいいのでしょうか? やはり原因を見きわめることのほうが重要です。

 ほかに何の症状もないのに、どうしてCRP上っているのでしょうか? かすかに、まさに“くすぶって”いるような炎症が起きる原因は? 例えば、特定のサプリメント漢方薬を何年ものみ続けているような場合が考えられます。

 服用を中止するだけでCRPが正常化、アルブミンも増えてむくみもとれます。この続きで、慢性炎症を引き起こす原因について、さらに考えていきたいと思います。